姉と二人で母を介護しています。母は90歳。要介護2。

その日まで、デイサービス(通所介護)を週6日してもらってました。

昨年の8月末、デイサービスから帰ってきて、マンション敷地内でつまずいて、座り込むように転びました。そのままどうにも立ち上がれません。結局、救急車をびました。大腿骨の骨折でした。(あー、あかんやつやん・・・。)

こんな年齢だと骨がぼろぼろで手術ができないこともあるそうですが、幸い母はすぐ手術をしてもらい、落ち着くまで入院することになりました。

母が入院して最初の数日間、毎日のデイサービスの送り迎えと、帰ってきてからの見守りから解放され、私も姉もちょっとほっとしていました。

おかしいと気づいたのは2週間ぐらい経ったときでした。認知症がものすごく進んでる!

病院では、母は鍵付きのミトンを両手にはめられて、ベッドに縛られてました。最初は、術後の医療用チューブを抜いてしまうからという理由でしたが、チューブが取れてからも縛られたまま。私たちが行って話しをするとき以外は、1日中何もすることなく天井を見て過ごすしていたのでしょう。認知症が進むのは本当にあっという間でした。

このことに気づいてからは、毎日夕方には病院に行くようにして、本を見せたり、写真を見せたり、音楽を聴かせたりできる限りのことはしましたが、時は遅し。新聞もすらすら読んでいた母が、文字を読むことができないばかりか、意味のわかる言葉が話せなくなっていました。

社会保険労務士法人ティムス 代表社員 玉坪郁子

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