長くかかりましたが、母の「グループホーム」入居が決まりました。グループホームとは、「認知症の症状を持ち、病気や障害で生活に困難を抱えた高齢者が、専門スタッフの援助を受けながら1ユニット(5~9人)で共同生活する介護福祉施設診断書」です。提出した書面も面接もどうやらクリアしたようです。面接で何を見てらっしゃるのか、どんな場合にNO!と言われるかは不明。

これで事務所からも家からも歩いて施設に訪問できるようになります。姉は「毎日行ける!」と張り切ってます。施設の方も、ぜひ毎日来てくださいとのこと。訪問時間も融通をきかせてくださるようです。

 これまで母は、老健施設では朝起きてベッドから出ると1日中ずっと車椅子に座ってで過ごしていましたが、このグループホームでは、「車椅子は『靴』と同じ扱い」と言われました。個室から移動の際には車椅子を使いますが、談話室ではダイニングの椅子に座りなおします。トイレに行くときは車椅子に座りなおして移動し、トイレでまた座りなおす。この座りなおしだけでも運動になりそうです。お世話してくださる方々には手のかかる入居者で申し訳ありませんが、感謝の念が尽きません。ありがとうございます!

老健施設では何もしなくてよかったので、「できることはやってもらう」という共同生活になじめるか、とても心配です。

 年末にこのグループホームの契約に行ってきましたが、契約書面が多い!グループホームですので、入居の対象者は認知症の方になりますが、入居させる側は、(いくらウチが「老々介護」であっても、^^;)制度、施設、サービスのことをしっかりと理解していないといけません。面倒を見てくれる子供のいない私たち姉妹がこんなところに入居しようと思ったら、認知症にならないように、いやいや、でも認知症でないと入れないのか・・・。

 さて、今日は本来なら新しいグループホームに入居の予定でした。残念ながら母が一昨日から軽い熱を出して、入居が1週間延びました。本人なりに何か感じているのでしょうか。新しい施設では、寝るのは個室のベッドになります。部屋にはベッドだけが用意されていて、自分で家具を持ち込んで自分らしい部屋を作ってもいいことになっています。新しいクローゼット(的なもの)を設置しに行きましたが、なんだか学生寮を連想しました。今まで一度も一人暮らしをしたことのない母の、学生寮のような集団生活が彼女にとって心穏やかに過ごせる楽しいものであることを祈るばかりです。

 

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