3月28日に、政府が「働き方改革実行計画」を発表しました。

 昨年9月に第1回目の「働き方改革実現会議」を開始し、今回10回目の会議で、この実行計画が発表されたことになります。特に注目されているのは、同一労働同一賃金など「非正規雇用の方々の処遇改善」と、「罰則付き時間外労働の上限規制」でしょう。これらは、今後国会で審議された後、平成31年4月からの法律施行になるのではないかと言われています。

「働き方改革実現会議」とは?
 働き方改革実現会議は、総理自ら議長となり、多くの関連大臣と、労働側、企業側のトップと有識者が参加しています。上限規制の時間数については、その時間数についていろいろな意見はあるようですが、労働側(日本労働組合連合会)と企業側(日本経済団体連合会)が労使合意をしたということは画期的であり、労働基準法70年の歴史の中では歴史的大改革といえます。
 国の「働き方改革」本気度が伝わってきます。企業は、この機会に、本気で働き方改革に着手していく必要がありますね。

ところで・・・、

 働き方改革実現会議のメンバーに、私が以前勤めていた会社が合併した際の社長のお名前があり、驚きました。知ってる方が参加しているかと思うと、一気にこの会議の様子が現実味をもって想像できるのは不思議ですね。罰則付き時間外労働上限規制について、IT業界の代表として、ホワイトカラーエグゼンプションや裁量労働の導入もあわせての検討と理解していると発言されているのが印象的でした。こうやって国の法律の方向性が決められていくんですね。メンバーはどうやって選ばれるんでしょうね。

 働き方改革実行計画の中身は、9分野にわたります。代表的なものを今後解説していきます。

 企業の働き方改革は、ティムスがお手伝いいたします!

 

社会保険労務士法人ティムス 代表社員 玉坪郁子

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